カニとカタツムリとタンポポ

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子供の喧嘩に親が出て、
「誰が泣かしたの」
と、その時の状況も、自分の子供の悪さも考慮しないで、相手の子供叱りつける親がある。
また
「あの人は、私のことをでしゃばりだと言ったと言うが、私のどこがでしゃばりなのか、今度会ったら、聞かしてもらうのだ」
と言われたことにムキになる人がある。

このように感情をむき出しにするのは女性に多い。これはさっぱりして良いことではあるが、多くは人を傷つけ、自分を傷つける。

言われるとムキになって怒る人は、ちょっと触ると、爪を振り立てて泡を吹くカニのようで、はたから見ると、コッケイにしか見えない。大人げないことである。でしゃばりと言われた時、相手を攻撃する前に、その言葉で自分自身を反省すれば良いものを、自分ではそのことに気がつかない。

これと反対に、ちょっと言われると、引き込んでしまう女性もある。あるいは自分は身分がいやしいからとか、無学だからとか、卑下して、何かにつけて遠慮がちになる。それでは進歩も改善もありえない。そういう人はカタツムリのような人だ。どんなに、ご馳走が前にあっても、知ることさえできない。

お姑さんや、主人に注意された時、それを素直に注意と受け取って出来る限り改め、その人たちにどこまでも、寄り添っていくならば、いつかはしっかりとした地位と性格が築きあげられる。カタツムリのように、引き込んでしまっては注意することもできなくなって、嫌な感じをもたれるようになってしまう。

大体において、婦人は胸がせまく、ささいなことに引っかかって、ヤッキになりがちである。もっともっと大きい気持ちにはなれないものだろうか。踏まれても踏まれても、素直に立ち上がって、美しい花を咲かせる道端のたんぽぽのようにいらだたず、いじけず、笑顔忘れない女性になってもらいたいものである。

生まれても咲くたんぽぽの笑顔かな

女性に向けての文章だが男性にも言えることだと思います。

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